武豊・騎乗馬分析

【武豊・10月25日京都5鞍】菊花賞は5枠9番!ヴァンクライの連勝、初ダートのメイショウギフトにも注目

2026-10-252026年10月25日 京都2R・3R・9R・10R・11R

日曜京都5鞍を確定枠順・最終調教・近走で分析。ゴーイントゥスカイ5枠9番、ヴァンクライの連勝、初ダートのメイショウギフトなど、現地で見たいポイントをまとめます。

日曜の武豊騎手は京都で5鞍。菊花賞のゴーイントゥスカイは5枠9番に入りました。萩ステークスのヴァンクライは4枠4番、カノープスステークスのギュルヴィは4枠6番。午前は初ダートのメイショウギフトと、武豊騎手に替わるシュプレヒコールを楽しみにしたい一日です。

連勝への期待はヴァンクライ、近走の相手関係から注目するのはギュルヴィ。変わり身を楽しむならメイショウギフト。そしてゴーイントゥスカイは、前走より良いリズムと位置取りをつくれるか。枠順、調教、これまでの競馬を重ねると、5頭それぞれの見どころが見えてきます。

2026年10月25日未明の出馬表確認に基づく展望です。馬場への評価はレース時の状態に合わせて判断します。

発走レース馬名枠・馬番斤量注目点
10:302R 未勝利・ダ1400mメイショウギフト7枠7番56kg初ダートと坂路の加速
11:003R 未勝利・芝1600mシュプレヒコール5枠5番56kg調教強化と直線の走り
14:259R 萩S・芝1800m外ヴァンクライ4枠4番56kg2週続けた負荷と連勝挑戦
15:0010R カノープスS・ダ1800mギュルヴィ4枠6番57kg重賞からの相手変化と200m短縮
15:4011R 菊花賞・芝3000m外ゴーイントゥスカイ5枠9番57kg序盤のリズムと仕掛けの位置

2R メイショウギフト|7枠7番、初ダートで変わる余地

前走は10月12日の京都芝1200m新馬で6着、勝ち馬から0秒8差。12頭立ての大外12番から、出負け気味のスタートを挽回して4番手で運びました。外を回る形で脚を使い、直線で粘り切れなかった競馬です。今回は芝1200mからダート1400mへ。馬場と距離を同時に替えて、2戦目を迎えます。

最終追い切りは10月21日、栗東坂路で53秒7―38秒6―24秒6―12秒2、末強め。区間ごとにすると15秒1、14秒0、12秒4、12秒2。促されてから終いを速めた点を評価します。比較欄の馬なり55秒5より追い方は強くなっており、今回は負荷をかけて反応を引き出した調整です。

10頭立ての7枠7番なら、内の出方を見ながら進路を選びやすい位置です。初めて砂を受けた時の反応も大事なので、外寄りからスムーズに流れへ入れる形を期待します。外に居続ければ距離を損するため、最初の加速と、その後に力を抜けるかがセットの見どころです。

父モズアスコット、母父マジェスティックウォリアー。血統からもダート替わりを試す楽しみはありますが、今回の評価の軸は、初戦の経験と坂路で見せた反応です。雨で湿ったダートでは、時計が速くなる場合もあります。単純な力比べを想定するより、実際の砂への反応と追走の楽さを見たいところ。内の5番タガノゲイルには京都ダート1400m新馬2着の実績があり、その経験馬にどこまで対応できるかも目安になります。

注目する瞬間:スタート後、砂を受けてもリズムを保ち、無理なく位置を取れるか。

3R シュプレヒコール|5枠5番、時計と実戦をつなぐのは直線の走り

ここまで4着、3着、3着、5着。中京芝1600m、阪神芝1400mの3着はいずれも0秒2差で、未勝利を勝ち上がるチャンスは感じさせます。前走の阪神芝1600mは0秒9差の5着でした。

前走後の吉村誠之助騎手は、雰囲気は良かった一方、右回りで終盤にモタれる点を振り返っていました。夏には左回りで外へ張る様子にも言及しており、回り方だけで割り切るより、疲れてからも走りのバランスを保てるかに注目したい馬です。

14日の栗東CWは6ハロン82秒3、3ハロン37秒0、最後11秒3を馬なり。21日は81秒5、36秒6、11秒6を強めでした。どちらも外めの走路で、今週は全体と終盤3ハロンの負荷を上げています。最後の1ハロンだけなら前週より遅くても、調教全体ではしっかり攻めた内容。ショウナンアレクサには外で0秒8先行し、一杯に追われた相手に0秒6先着しました。

今回は9頭立ての5枠5番。極端に内外へ偏らない位置から、相手の出方と馬のリズムを両方見られそうです。武豊騎手への交代で、追い出すまでの落ち着きと、直線のバランスがどう変わるかを見たい。隣の6番デュアルサインは前走で先着した相手です。調教の好気配を、最後のひと伸びに結び付けたい一戦になります。

芝の道悪実績はまだありません。雨なら一律に評価を上げるより、返し馬で走りのバランスを確認し、芝や泥を受けた際の反応にも注目します。

注目する瞬間:直線で仕掛けた後、最後までまっすぐ力を伝えられるか。

9R ヴァンクライ|4枠4番、2週続けて攻めた連勝候補

8月30日の札幌芝1800m新馬を、武豊騎手とのコンビで0秒3差勝ち。前半は中団、3~4コーナーで2番手まで進出し、直線で抜け出しました。レース全体の前半1000mは65秒5というゆったりした流れ。勝ち時計1分53秒0よりも、折り合い、途中から動き、直線で反応できたことに魅力があります。

今回は中7週。10月15日は武豊騎手が乗り、栗東CW7ハロン97秒3、6ハロン81秒0、最後11秒5を一杯に追いました。ペンナヴェローチェを内から1秒1追走し、0秒3先着。長めから負荷をかけ、レースへ向けた準備を進めています。

21日の最終も坂路52秒4―37秒6―24秒3―12秒0を一杯。テラメリタを0秒6追走し、クビ遅れでした。相手は馬なりで、併せた相手の余裕は押さえておきたいところ。一方、区間は14秒8、13秒3、12秒3、12秒0と加速しています。遅れだけで判断するより、追走して終いまで速度を上げた内容を評価します。

この馬は「前週に追って最終は軽め」ではなく、2週続けてしっかり攻めた組です。最終追い切りの短評も良化を伝えており、負荷をかけた効果が当日の走りへどう出るかを楽しみにしたい。

9頭立ての4枠4番。初戦のようにスタートがゆっくりでも、馬群から大きく離されず、自分のリズムをつくりたい枠です。札幌から京都外回りへの変更で、直線の加速を生かせる形を期待します。内の2番イッペイは京都芝1800mで勝っている相手。初戦より流れが速くなった時の追走が、連勝への一つの鍵です。

父ハービンジャー、母父ゼンノロブロイという血統だけで道悪巧者と決めず、実戦での対応を見ます。函館の重い芝で調教した経験と、京都の湿った芝で競り合う経験は別。落ち着きと、脚を取られず伸びられるかを当日確認したい馬です。

注目する瞬間:3~4コーナーで手応えを保ち、直線でもう一段反応できるか。

10R ギュルヴィ|4枠6番、重賞の僅差5着から好機を探す

前走のシリウスSは0秒3差の5着。2番手から4コーナーで先頭へ並ぶ積極策で、直線も一度は勝負に加わりました。武豊騎手の振り返りは、流れには乗れたが決め手の差が出たという内容。重賞での接戦を経て、今回はオープン特別で2000mから1800mへ200m短縮です。

京都ダート1800mは昨年2回走って、いずれも2着。舞台経験があります。ただ、その2戦ではコーナーで反応が鈍り、直線で盛り返す面も見せていました。今年は前で競馬を作る形で勝っており、昨年の内容を踏まえつつ、現在の先行力を評価したいところです。

16日のCWは6ハロン83秒2、最後11秒8を一杯に追い、ベルジュロネットに0秒4先行して0秒7遅れ。最終21日は坂路52秒9、最後12秒7を末強めに追い、エイシンルゼンをわずかに追走して同入しました。

丹沢Sを勝った時の最終坂路は52秒6、最後12秒6を一杯。今回の時計は好走時から大きく離れておらず、坂路で負荷を積んでまとめてきました。前週の遅れを含めて、評価は実戦の地力を生かせる準備を進めたというもの。調教だけで一段上の状態と押し切るより、前走の内容と組み合わせて好走を期待します。

4枠6番は内の動きを見ながら好位を狙える位置。隣の5番リアライズカミオンは、是政Sで僅差の争いをした相手です。距離短縮で前半が忙しくなる可能性を考え、無理なく前へつけて、コーナーで加速に遅れない形をつくれるかが大事になります。

稍重の東京ダート2100mでは2着、1着。湿ったダートをこなした実績は今回の5頭の中でも明瞭です。ただし、雨で高速化した1800mは追走の速さも必要。道悪だから消耗戦になると決めず、当日の前半の流れと位置取りを重視します。

注目する瞬間:前半に力を使い過ぎず、3コーナーから先頭集団の加速についていけるか。

11R ゴーイントゥスカイ|5枠9番、三冠への挑戦者にどう迫るか

菊花賞は18頭立ての5枠9番。内隣の8番にロブチェン、外隣の10番にダノンヒストリーが入りました。位置関係は分かりやすいものの、ゲートが隣だから道中も並ぶわけではありません。ゴーイントゥスカイ自身のスタートと折り合いを優先したい配置です。

青葉賞を勝ち、ダービーは勝ち馬から0秒1差の4着。ダービーでは後方から上がり3ハロン32秒8を使いました。今回はその脚を、京都3000mのどこで引き出せるかが楽しみです。

前走セントライト記念は稍重で6着、0秒4差。14番手付近から運び、最後は差を詰めています。武豊騎手は、スタート、馬場、ペースと後方の位置関係が厳しかったことを振り返りました。今回の課題は、序盤から大きな位置取りの負担を背負わずに運ぶこと。9番から相手の動きを見つつ、青葉賞のように集団についていける形を期待します。

調教は15日の美浦W6ハロン82秒5、最後11秒5をゴール前仕掛け。2頭を追走して先着しました。21日水曜も坂路63秒0で調整し、22日木曜の最終はW84秒9、最後11秒9を馬なり。フォルテフィオーレをわずかに追走して同入、スロノスには先行して0秒6先着しています。

前週に負荷を入れ、今週は余力を保って整える流れ。青葉賞の勝利前も、前週に強めの負荷をかけ、最終は馬なりという仕上げでした。今週の全体時計だけを遅いと見るより、準備全体を評価したい。水曜にも乗って、木曜に最終追いを行った点も押さえておきます。

雨への見方は慎重にしたい馬です。上原佑紀調教師は枠順発表時、大きなストライドを理由に良馬場が望ましい趣旨を話しています。雨が止み、直線で脚を伸ばしやすい状態まで回復するなら、持ち味を生かす余地は広がる。反対に、足を取られる深い馬場が残るなら、瞬間的な加速を当てにし過ぎず、早めに進路とリズムを確保できるかが重要です。

ロブチェンの実績、2600mで強い競馬を続けたダノンヒストリー。相手は強力ですが、ゴーイントゥスカイにも2400mで世代上位と競り合った地力があります。基地の期待は、無理に前へ押し上げることより、道中で力をためながら勝負どころで置かれない競馬。武豊騎手が3000mをどう組み立てるかに注目です。

注目する瞬間:1周目のリズム、2周目に動き出す位置、そして直線の進路。

5頭を追うなら、ここを見る

  • メイショウギフト:初ダートの砂への反応と、坂路で見せた加速。
  • シュプレヒコール:調教の好気配を、直線の安定した走りにつなげる。
  • ヴァンクライ:2週続けて攻めた効果。少頭数から連勝を狙う。
  • ギュルヴィ:先行力と持続力。距離短縮でも自分のリズムを作る。
  • ゴーイントゥスカイ:序盤の負担を減らし、3000mで末脚を届ける。

調教時計が速い馬を順番に並べるだけでは、この5頭の違いは見えてきません。条件替わりを楽しむ馬、負荷を積んで上昇を狙う馬、好走時の形で整えた馬。それぞれの準備が実戦につながる瞬間を、日曜の京都で見届けたいと思います。

出馬表:JRA京都2R/JBIS京都3R/JRA京都9R/JRA京都10R/JRA菊花賞。ゴーイントゥスカイの枠順と馬場に関する陣営談話。