武豊

武豊騎手の阪神4鞍を検証|アルマデオロ中心、エムズビギンは巻き返せるか

2026-09-212026年9月21日 4回阪神7日

新馬キミアドーネは情報のみ。ヤマニンバロネス、アルマデオロ、神戸新聞杯のエムズビギンを、近走・調教・主な対戦馬から検証します。

2026年9月21日、4回阪神7日の武豊騎手は4鞍に騎乗します。

今回は新馬戦のキミアドーネをプロフィール紹介にとどめ、9R以降の3頭は近走、調教、主な対戦馬まで比較します。日曜朝までの阪神は芝、ダートともに良。JRAの週間情報では月曜も晴れの見込みですが、当日の発表は改めて確認してください。

5R キミアドーネ|新馬戦は情報のみ

キミアドーネは牡2歳の鹿毛。父レイデオロ、母ディープブルース、母の父ディープインパクト。栗東・吉村圭司厩舎、馬主は伊藤公一氏、生産はチャンピオンズファームです。

2024年3月3日生まれで、馬名の意味は「君は」と、イタリア語でハンサムを表す言葉を組み合わせたもの。8枠9番から芝1800mのデビュー戦に臨みます。

新馬戦は既走馬との比較材料がなく、今回は調教評価や馬券判定を付けません。まずは実戦での折り合い、位置取り、直線の反応を確認したい一頭です。

9R ヤマニンバロネス|追い切りは上向き、近走内容が課題

ヤマニンバロネスは7枠14番。父シニスターミニスター、母ヤマニンバステト、母の父ディープインパクト。ダート通算は2勝、3着1回です。

最終追い切りは栗東CWで4ハロン52秒1、3ハロン37秒0、1ハロン11秒0。馬なりで終いの動きがいつも以上に素軽く、ひと息入れて上昇気配を感じる内容でした。時計だけでなく、最後まで余力を残した点を評価します。

ただし、近4走は12着、8着、14着、3着。2勝クラスで好走歴はあるものの、近走からは復調を証明する必要があります。今回は「調教は買い材料、近走成績は割引」という評価です。

主な対戦馬

本命候補は12番ピカラ。近3走が2着、1着、1着で、最終追い切りも栗東坂路4ハロン54秒5、3ハロン39秒9、2ハロン25秒9、1ハロン12秒6を馬なり。状態を維持しています。

3番ポートデラメールは2勝クラスで2着歴があり、栗東ポリトラック4ハロン56秒5、3ハロン40秒9、1ハロン11秒2。中間から動きが軽く、休み明けでも仕上がりは良好です。

4番ダイシンリンクは前走4着。栗東坂路4ハロン54秒1、3ハロン39秒7、2ハロン25秒9、1ハロン12秒8を馬なりで、ひと叩きした上積みがあります。13番アンビシャスヨシノと16番ライトオブヌカタも調教から押さえたい存在です。

結論:ヤマニンバロネスは軸ではなく相手候補。調教上昇を買って、三連系の相手やワイドの穴として考えます。

印は、◎ピカラ、○ポートデラメール、▲ダイシンリンク、☆ヤマニンバロネス、△アンビシャスヨシノ、ライトオブヌカタです。

10R アルマデオロ|4鞍で最も買いたい

アルマデオロは4枠8番。父レイデオロ、母シュガーハート、母の父サクラバクシンオー。キタサンブラックと同じ母を持つ血統です。

前走のSTV賞は1番人気で2着。その前は横津岳特別を勝ち、近4走は2着、1着、3着、3着と安定しています。昨年の神戸新聞杯でも芝2400mを経験して6着。今回の芝2200mへの距離延長は問題ないと見ます。

最終追い切りは栗東CWで6ハロン84秒6、5ハロン68秒4、4ハロン52秒6、3ハロン37秒3、1ハロン11秒5。馬なりでハミ受けがスムーズになり、馬体の充実も維持しています。力を出せる仕上がりです。

主な対戦馬

2番テーオーダグラスは立て直しが進み、栗東CW6ハロン82秒6、5ハロン67秒1、4ハロン52秒0、3ハロン36秒7、1ハロン11秒7。上のクラスの馬との併せでも見劣らず、巻き返し候補です。

5番スパーク・リチャードはアルマデオロと同じSTV賞で好走した比較相手。10番ナリタエスペランサは連勝中で、クラスは上がりますが勢いがあります。15番ベトルス、16番ロードガレリアも相手候補です。

結論:アルマデオロが明日の4鞍で最も買いたい馬。単勝、馬連の軸、三連系の中心として評価します。

印は、◎アルマデオロ、○テーオーダグラス、▲スパーク・リチャード、☆ナリタエスペランサ、△ベトルス、ロードガレリア、ミスターGTです。

11R エムズビギン|仕上がりは良好、能力比較では挑戦者

エムズビギンは6枠6番。父キタサンブラック、母デルフィニアII、母の父ガリレオ。きさらぎ賞2着の実績がありますが、京都新聞杯7着、日本ダービー14着と春後半は結果を残せませんでした。

今回は1週前に武豊騎手が騎乗し、栗東CW7ハロン96秒3、6ハロン79秒9、5ハロン65秒5、4ハロン51秒3、3ハロン37秒0、1ハロン11秒9。一杯に追って負荷をかけました。

最終追い切りは栗東ポリトラック6ハロン84秒4、5ハロン67秒8、4ハロン52秒3、3ハロン38秒3、1ハロン11秒4を馬なり。1週前に負荷をかけ、当週は折り合いと呼吸を整える友道厩舎らしい仕上げです。状態面に大きな不安はありません。

主な対戦馬

1番ロブチェンは皐月賞と日本ダービーを勝った世代の中心。実績比較では明確に一枚上です。

9番グリーンエナジーは1週前の美浦ウッドで6ハロン82秒0、5ハロン65秒5、4ハロン50秒5、3ハロン36秒0、1ハロン10秒9。力の要る馬場で目立つ伸びを見せ、調教面では強く評価できます。

7番コンジェスタスは京都新聞杯の勝ち馬。4番アルトラムスは毎日杯を勝ち、日本ダービー6着。5番カムアップローゼスは終い1ハロン11秒2と力強く、10番カフジエメンタールは連勝中です。

エムズビギンは調教だけなら買える状態です。ただし、G1馬ロブチェンや重賞勝ち馬との能力比較では挑戦者。春の敗戦からどこまで成長したかを問われます。

結論:単勝の軸にはせず、複勝や三連系の3列目候補。菊花賞への優先出走権となる3着以内を狙えるかに注目します。

印は、◎ロブチェン、○グリーンエナジー、▲コンジェスタス、☆アルトラムス、△エムズビギン、カムアップローゼス、カフジエメンタールです。

最終結論

明日の4鞍は、評価をはっきり分けます。

1. 最も買いたい:10R アルマデオロ 2. 穴で相手に入れたい:9R ヤマニンバロネス 3. 仕上がりは買えるが相手が強い:11R エムズビギン 4. 情報確認に徹する:5R キミアドーネ

アルマデオロは近走の安定感、距離適性、調教内容の3点が揃いました。ヤマニンバロネスは最終追い切りの上昇が魅力ですが、近走成績から軸にはしません。エムズビギンは仕上がっていますが、神戸新聞杯は能力比較を重く見て相手評価です。

馬場状態、馬体重、直前オッズを確認したうえで、買い目は無理に広げず組み立てたいと思います。

参照

  • JRA 2026年9月21日 4回阪神7日 出馬表
  • JRA 阪神競馬場 馬場情報(2026年9月20日朝時点)
  • TARGET出力「馬2.htm」「00データ.txt」
  • 競馬ブック調教データ「ヤマニンバロネス」「アルマデオロ」「神戸新聞杯」