重賞

オールカマーは重・不良馬場へ? 道悪適性から狙いたい4頭

2026-09-202026年9月20日 中山11R オールカマー

中山芝2200メートルのオールカマーを、芝重成績、血統、近況、中山適性から検証。道悪を前提に評価を組み直しました。

2026年9月20日の中山11Rは、産経賞オールカマー。芝2200メートルのGIIです。

今年はレガレイラ、コスモキュランダ、ジューンテイクなど実績馬がそろいました。しかし、予想の中心になるのは馬の格だけではありません。中山競馬場周辺は朝から雨が続き、発走時には重、降り方次第では不良馬場まで悪化する可能性があります。

そこで今回は、馬2.htmに入っている各馬の芝重成績、血統、近況、中山適性を重ね、道悪を前提に予想を組み直します。

当日の馬場について

JRAが9月20日午前8時時点で公表している中山芝の含水率は、ゴール前が13.1パーセント、4コーナーが14.1パーセント。朝までの雨量は4.5ミリです。

今週からCコースが使われ、傷んだ箇所の多くは柵の移動でカバーされました。土曜日は内枠と先行馬の好走が目立ちましたが、日曜日は午後まで雨が続く予報です。発走まで降り続けば、昨日の傾向をそのまま当てはめるのは危険でしょう。

最終判断では、当日の芝レースで内を通った馬が残っているのか、それとも外へ出した馬が伸び始めているのかを確認したいところです。

道悪実績だけならアスクドゥポルテ

TARGETの芝重成績を比較すると、目立つのは次の4頭です。

馬名芝重成績
アスクドゥポルテ2-0-0-2
ワイドエンペラー1-0-2-2
ヴーレヴー1-0-0-1
コスモキュランダ1-0-0-1

数字だけならアスクドゥポルテが2勝でトップ。ワイドエンペラーも5戦して1勝、3着2回です。

ただし、道悪成績だけで本命を決めることはできません。アスクドゥポルテは近4走がすべて2桁着順。ワイドエンペラーも8歳で、今年のメトロポリタンステークスは11着でした。

馬場適性は大切ですが、現在の状態と重賞で戦える能力も必要です。今回は両馬を穴候補にとどめ、近況を含めた総合評価では別の馬を本命にします。

本命は9番コスモキュランダ

本命は9番コスモキュランダです。

芝重成績は1勝1敗。前走の宝塚記念では逃げて4着に粘りました。皐月賞と有馬記念の2着を含め、中山重賞では何度も上位争いをしている中山巧者です。

中山芝2200メートルは、直線だけの瞬発力勝負になりにくく、向正面から長く脚を使う形になりやすいコースです。雨で時計がかかれば、コスモキュランダの持続力と中山適性がより生きると考えます。

不安は、昨年のオールカマーが8着だったことと、勝ち切れていない期間が長いこと。そのため単勝一本というより、馬連とワイドの軸として狙います。

対抗は4番ヴーレヴー

対抗は4番ヴーレヴーです。

芝重では2戦1勝。前々走の巴賞を勝ち、前走のクイーンステークスでも3着に入りました。今の勢いは今回のメンバーでも上位です。

父サトノクラウン、母の父マンハッタンカフェ。速い上がりだけに頼らず、長く脚を使う形は合いそうです。55キロで出走できる点も魅力です。

課題は2200メートルへの距離延長。近走の主戦場は1800メートルで、距離延長と重い馬場が同時に来ます。折り合って運べることが条件ですが、適性と近況のバランスから相手本線にしました。

3番手は12番エセルフリーダ

12番エセルフリーダは、中山適性を重視して3番手です。

全5勝のうち4勝が中山。前走の中山牝馬ステークスでは、初めての稍重馬場に対応して重賞初制覇を飾りました。TARGETの芝重欄では未経験となっていますが、少なくとも時計のかかり始めた馬場に対応した実績があります。

父キタサンブラック、母の父ハービンジャー。好位を取れるレースセンスも、雨で前が止まりにくい馬場なら強みになります。

今回は3月以来の休み明けです。また、稍重を勝ったことと、重や不良を問題なく走れることは同じではありません。内と先行が残る傾向なら対抗まで引き上げ、外差しへ変わっていれば3番手のままにします。

道悪穴は5番アスクドゥポルテ

穴で拾いたいのが5番アスクドゥポルテです。

芝重は4戦2勝。今回のメンバーでは、道悪での勝利数が最多です。父ハービンジャー、母の父ハーツクライで、時計がかかりスタミナを求められる形は歓迎でしょう。

一方、近4走はすべて2桁着順で、4月以来の実戦です。現在の状態と相手関係を考えると、本命級にはできません。

それでも馬場が不良まで悪化し、各馬が走りづらそうにしていれば、適性差で浮上する可能性があります。ワイドの相手に少額で入れたい穴馬です。

レガレイラは能力上位でも道悪で少し割引

7番レガレイラは、ホープフルステークス、有馬記念、エリザベス女王杯を勝っている実績最上位馬です。昨年のオールカマーも勝ち、中山の急坂をこなす能力は証明済みです。

ただしTARGETの芝重成績は1戦して着外。母の父がハービンジャーで、血統的に道悪をこなす余地はありますが、積極的に評価を上げる実績はまだありません。

良馬場や稍重なら本命候補ですが、重から不良を想定する今回は連下評価。外差しが決まり始めた場合は評価を戻します。

ジューンテイクは連下まで

武豊騎手が騎乗する13番ジューンテイクは、良馬場なら本命候補の一頭でした。

父キズナ、母の父シンボリクリスエスで、血統にはスタミナとパワーがあります。しかしTARGETの芝重成績は1戦して着外。今回が初めての中山で、58キロ、大外13番という条件も加わります。

大外枠は荒れた内を避けられる利点がありますが、外を回し続ければ消耗します。武豊騎手が馬場のいい場所を選び、早めに流れへ乗せられるかが鍵です。今回は単勝より連下として残します。

最終結論

現時点の印は次の通りです。

  • ◎ 9番 コスモキュランダ
  • ○ 4番 ヴーレヴー
  • ▲ 12番 エセルフリーダ
  • ☆ 5番 アスクドゥポルテ
  • △ 7番 レガレイラ
  • △ 13番 ジューンテイク
  • 注 2番 ワイドエンペラー

買い方は、馬連で9番から4番、12番、7番、13番。ワイドは9番から4番、12番、5番を考えています。不良まで悪化した場合は、道悪実績のある2番ワイドエンペラーも少額で追加します。

反対に、発走時点で稍重まで回復していれば、レガレイラとジューンテイクを上げ、アスクドゥポルテとワイドエンペラーを下げます。

今回は天候によって評価が大きく変わる一戦です。馬券を決める前に、JRAの公式馬場発表、当日の芝レースで伸びている位置、パドックでの踏み込みを必ず確認してください。

参考資料

※本稿は2026年9月20日10時時点の情報に基づく予想です。馬場状態、天候、オッズの変化に応じて最終判断を調整してください。