騎乗馬 名レース考察
函館4R ダイナソーコー レース考察
函館芝2600mの3歳未勝利戦を、調教・厩舎コメント・血統から整理。武豊騎手騎乗のダイナソーコーを中心に、ホウオウファミリーやフォーチュンローズなど気になる馬を見ます。
函館4R ダイナソーコー レース考察
6月28日の函館4Rは、3歳未勝利の芝2600m戦。函館の長丁場は、ただ長く走れるだけでは足りません。小回りで何度もコーナーを回り、洋芝でスタミナも問われる条件です。
直線だけで一気に脚を使うというより、道中でリズムを崩さず、3コーナーあたりから長く脚を使えるかが大事になります。今回のメンバーは、前に行ける馬、長く脚を使いたい馬、距離延長で良さが出そうな馬が揃いました。
レース全体のポイント
このレースは、極端な瞬発力勝負というより、持続力勝負になりやすい組み合わせです。ノリマルやフォーチュンローズが前へ行く形を作り、ホウオウファミリー、ジングアップ、ヴィラジョヴィスあたりは好位から中団前めで運びたいタイプ。
函館芝2600mでは、4コーナーで前を射程圏に入れているかが大きなポイント。後ろから直線だけで差し切るより、早めにポジションを押し上げられる馬を見ておきたいレースです。
調教から拾いたい馬
調教面でまず目を引くのはソルトハッピー。函館Wで終い12.1を馬なりでまとめており、終いの伸びはかなり良く見えます。ただし不器用さが課題なので、動きたいところで反応できるかが鍵です。
ホウオウファミリーは中1週でも好調持続。前走で芝2600mへの適性を見せた後でも状態を保てているのは好材料です。ヴィラジョヴィスはフットワーク軽快で、軽い斤量も含めて洋芝の長丁場で見ておきたい一頭。
ジングアップは美浦で上等の時計を出し、最終は函館で終い重点。小回りと距離延長への示唆もあり、別路線組として見直し材料があります。
気になる馬
ホウオウファミリー
前走は久々、そして初芝でいきなり内容を見せました。厳しい展開のなかでも長く脚を使えた点は、今回の函館芝2600mにつながりそうです。厩舎コメントでも前走より今回の方が状態は良いというニュアンスがあり、素直に内容を評価したい一頭です。
フォーチュンローズ
前走はスローの流れのなかで、自分から動ける位置に入れなかったことが痛かったというコメント。今回は積極的にレースを作る形ができるかがポイントです。ハービンジャー産駒で、洋芝の長めの距離は合ってもよさそうです。
ノリマル
前に行ける一方で、行くと目標にされやすい難しさがあります。切れる脚はないが力はある、というタイプで、レースの運び方がかなり重要。丹内騎手がどのタイミングで動くのかが、レース全体の流れを左右しそうです。
ジングアップ
府中より小回りが良く、距離延長もプラスという厩舎コメント。調教も目立っており、骨折明けを一度使った後の上積みを見ておきたい馬です。条件替わりで前走以上の内容があっても不思議ありません。
ヴィラジョヴィス
洋芝適性と軽い斤量で見ておきたい馬。切れ味勝負になると不安はありますが、4コーナーで前を射程圏に入れて長く脚を使う形なら、内容のある走りができそうです。
ソルトハッピー
調教の終いが目立った馬です。状態面は良さそうですが、不器用さがあり、動きたいところで反応し切れるかが課題。展開の助けがあれば前進があってもよさそうです。
タビニュ
前走は直線でフラつき、今回はハミ替え。気持ちが煮詰まっている点は気になりますが、バゴ産駒で洋芝や持続力型の条件は悪くない印象です。走りが安定するかを見たい一頭です。
武豊騎乗馬考察
ダイナソーコー
ダイナソーコーは、父ハービンジャー、母父ゼンノロブロイ。血統面から見ると、洋芝の長めの距離は合ってもよさそうです。
今回のポイントは、前走からの良化です。6月24日の函館Wでは一杯に追われて併せ馬に先着。短評は「ひと追い毎に良化」。厩舎コメントでも、まだ緩さはあるものの、前走時より走りが良く、ラストまでしっかり動けているという話が出ています。
さらに、洋芝と長丁場は合いそうというコメントもありました。現時点で完成度が高いタイプではないかもしれませんが、条件替わりで良さが出る可能性はあります。
課題は大外16番です。函館2600mで大外枠は簡単ではありません。序盤から外を回されるとロスが大きくなるので、武豊騎手がどこでリズムを作るかが見どころになります。
無理に出していくより、まずは折り合いをつけて、1周目でできるだけロスを減らす。そして向こう正面から少しずつ進出し、4コーナーで前を射程圏に入れられるか。この形が取れれば、前走以上の内容があってもいいと思います。
すぐに結果が出るかだけでなく、長い距離でどんな走りができるのか、洋芝で最後まで脚を使えるのか。ここは次走以降にもつながるポイントになりそうです。
レースの見方
このレースは、ホウオウファミリーが前走の内容を再現できるかが大きなテーマです。ただし、フォーチュンローズが積極的に動く形になると、前走とは違う流れになります。ノリマルが早めに動くのか、それとも目標にされないように我慢するのか。このあたりで、レースの形はかなり変わりそうです。
ジングアップやヴィラジョヴィスは条件替わりや洋芝適性で見直したい馬。ソルトハッピーは調教の良さを実戦で出せるか。タビニュはハミ替えで走りが安定するか。函館2600mらしく、スタミナ、立ち回り、動き出しのタイミングが問われる一戦になりそうです。
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