武豊

武豊騎手は3日間で12鞍に出走予定|最新調教から見えた注目馬

2026-09-172026年9月19日-21日 阪神・中山

出走予定が確定した12鞍を更新。オールカマーのジューンテイク、神戸新聞杯のエムズビギンを中心に、近況と最新調教を文章で整理します。

2026年9月19日から21日までの3日間、武豊騎手は土曜阪神、日曜中山、祝月阪神で合計12鞍に騎乗予定です。

重賞は2鞍。日曜のオールカマーではジューンテイクと再コンビを組み、祝月の神戸新聞杯ではエムズビギンに騎乗する予定です。

今回は各馬の近況に、9月16日から17日に確認できた最新調教を加えました。時計の数字を並べるのではなく、動き、負荷、併せ馬との関係、仕上がりの方向を文章で整理します。12鞍の出走予定は確定済みで、枠順や相手関係を確認しながら最終評価を詰めます。

土曜阪神は4鞍

7R ゴールドアクセス

3歳以上1勝クラス、芝2400メートル外回りにゴールドアクセスが出走予定です。

前走は7月18日の小倉芝2000メートルで3着。後方から進み、直線では内へ進路を取って伸び、2着とはハナ差でした。

今回は、武豊騎手とのコンビで未勝利戦を勝った阪神芝2400メートルへ戻ります。6月の阪神芝2200メートルでは8着だったため、阪神や距離延長だけで評価を決めることはできません。それでも、前走で見せた成長を、勝利経験のある条件で結果につなげられるかは注目したいところです。

プロフィール:牡3|父ゴールドアクター|母ゴールドエルフ|母父キングヘイロー|寺島良厩舎|北勝ファーム生産

調教評価:好気配。 最終追いは重い馬場のウッドで、オープン馬を先行させながら最後まで馬なりで同入しました。休み明けでも動きは軽く、前走3着後の間隔が開いた不安より、勝った条件へ戻る準備が整った印象を上に取ります。

9R シュネルアンジュ

牝馬限定の1勝クラス、ダート1800メートルにはシュネルアンジュ。前走と同じ阪神ダート1800メートルへ、中1週で向かう予定です。

前走は1番人気で5着。道中は手応え良く進みましたが、直線ではこれまでほど反応できませんでした。春には同クラスで2着、3着、2着と安定していた馬だけに、前走だけで能力を見限る必要はないでしょう。

前走は馬体重が22キロ増えていましたが、そのすべてを余分な体だったと決めつけることもできません。ひと叩きした今回は、本来の反応が戻るかを見たい一戦です。

プロフィール:牝3|父キズナ|母マーガレットメドウ|母父Distorted Humor|寺島良厩舎|千代田牧場生産

調教評価:ひと叩きで上向き。 中1週でもウッドで追われ、オープン馬を追走して馬なりのまま同入しました。競馬ブックの短評も馬体が絞れて良化という内容です。前走で鈍かった反応が戻る下地はあり、巻き返し候補として評価を上げます。

10R 北摂特別・ノボリリア

芝1200メートルの2勝クラス、北摂特別にはノボリリアが出走予定です。

前走は7月12日の小倉芝1200メートル。初めてブリンカーを着け、2番手から抜け出して2着に0秒7差をつけました。単に勝っただけではなく、装具を替えて走りが変わり、前で運びながら最後に差を広げた内容を評価したいです。

今回は昇級戦で、舞台も小倉から阪神へ替わります。小倉の時計をそのまま当てはめることはできませんが、前走の変化が一戦限りではないかを確認したいところ。現段階では、土曜の条件戦で最も注目している一頭です。

プロフィール:牝4|父カリフォルニアクローム|母ノボリレジェンド|母父ディープインパクト|石橋守厩舎|富田牧場生産

調教評価:休み明けでも動ける状態。 中間はウッドで気合乗りの良さを見せ、最終は坂路で終いを促して反応を確認しました。前走時ほど派手に見せる仕上げではありませんが、間隔が開いても動きは良く、昇級戦へ必要な態勢は整っています。

11R 大阪スポーツ杯・メイショウツヨキ

ダート1400メートルの3勝クラス、大阪スポーツ杯にはメイショウツヨキ。

前走は6月6日の東京ダート1400メートル、麦秋ステークスで4着でした。好スタートから先手を取り、勝ち馬から0秒6差まで粘っています。

その前の芝では大敗しましたが、ダート1400メートルへ戻ると内容が一変しました。心房細動明けだった前走で現級に通じるスピードを見せた点は好材料です。

今回は休み明けとなり、同型馬の存在によっても展開は変わります。前へ行ける強みを生かし、前走からもう一段進めるかに注目します。

プロフィール:牡4|父アドマイヤマーズ|母メイショウヒサカタ|母父シニスターミニスター|飯田祐史厩舎|三嶋牧場生産

調教評価:仕上がり良好。 早めから本数を重ね、ウッドでは余力を残したまま速い動きを見せました。最終も重い坂路を馬なりでまとめ、無理に追わず反応を整えています。休み明けでも調教量は十分で、前走以上を狙える状態です。

日曜中山はオールカマーが中心

2R セレスティナ

牝馬限定の2歳未勝利、芝1600メートルにはセレスティナが出走予定です。

8月29日の新潟芝1400メートルでデビューし、結果は5着。好位の外を進み、最後まで掲示板を確保しました。

今回は1400メートルから1600メートルへ延長し、左回りから右回りへ替わります。距離延長で追走に余裕が生まれる可能性はありますが、初めての右回りを含め、2戦目でどこまで対応できるかがポイントです。

プロフィール:牝2|父コントレイル|母カラヴェッラ|母父Ghostzapper|高柳瑞樹厩舎|天羽牧場生産

調教評価:動けるが、右へ逃げる面は確認したい。 馬体を維持しながらウッドで負荷をかけ、併せ馬とは最後まで並びました。ただし直線で外へ逃げるような面が出ています。能力を出せる状態には近づいていますが、初めての右回りで集中して走れるかが新しい確認点です。

4R サクシードシチー

ダート1800メートルの2歳新馬戦では、サクシードシチーがデビュー予定です。

今回が初出走のため、レース実績から評価することはできません。血統だけで走り方や完成度を決めつけず、ゲートや実戦での反応はレースで確認したいところです。

プロフィール:牡2|父ロジャーバローズ|母ザフラッツ|母父Giant's Causeway|伊藤圭三厩舎|飛野牧場生産

調教評価:乗り込み十分も、評価は慎重。 坂路とウッドを併用し、古馬を相手に先着する場面もありました。一方で、追われたときの伸びにはまだ物足りなさが残ります。初戦から動けるだけの本数は積んでいますが、強く押し切る評価ではなく実戦での反応を見たい馬です。

10R 汐留特別・ジャックナダル

ダート1200メートルの2勝クラス、汐留特別にはジャックナダルが出走予定です。

前走は8月30日の新潟ダート1200メートルで勝利。好位で手応え良く運び、追い出しを待つ余裕もありました。着差は0秒1でしたが、着差だけで余力まで小さく評価する必要はなさそうです。

今回は昇級戦となり、中山の坂も待っています。それでも短距離ダートでは3走前の未勝利戦を6馬身差で勝っており、前走の内容を含めて昇級即通用を期待したい一頭です。

プロフィール:牡3|父ナダル|母ブロッサムレーン|母父New Approach|伊坂重信厩舎|クラウン日高牧場生産

調教評価:好調維持。 前走後は強い負荷を重ねるのではなく、坂路でリズム良く整えています。軽快さを保ち、短い間隔でも高い水準で安定。昇級による相手強化はありますが、状態面から評価を下げる必要はありません。

11R オールカマー・ジューンテイク

今週の中心は、オールカマーのジューンテイクです。武豊騎手との再コンビで、中山芝2200メートルへ向かいます。

前走の宝塚記念は8着。その前の香港、クイーンエリザベス2世カップも8着と、近2走は着順だけを見ると結果が出ていません。

ただし、国内で武豊騎手と組んだ3月の金鯱賞は、勝ち馬から0秒1差の4着でした。道中で力む場面がありながら、途中から位置を上げて直線の勝負に加わった内容には、続きを見たくなります。

今年2月には京都記念を勝利。芝2200メートルで前につけ、上がり3ハロン33秒9を記録しました。距離実績だけで評価するのではなく、リズム良く運べたときの持続力を重視したい馬です。

今回は中山で、どこに位置を取り、どこから動くのか。そこに武豊騎手との再コンビの意味があります。

調教評価:久々でも力強い。 1週前に坂路でしっかり負荷をかけ、古馬を大きく先着。最終は余力を残し、併せ馬と並んで整えました。休み明けのため完璧とまでは断定しませんが、動きの力強さは保っており、12頭の中で最も重く見たい一頭です。

プロフィール:牡5|父キズナ|母アドマイヤサブリナ|母父シンボリクリスエス|武英智厩舎|ヒダカフアーム生産

祝月阪神は神戸新聞杯まで4鞍

5R キミアドーネ

芝1800メートル外回りの2歳新馬戦では、キミアドーネがデビュー予定です。

サクシードシチーと同じく初出走で、現段階では実戦面の評価材料がありません。こちらは芝1800メートルでどんな走りを見せるのか。実戦での折り合いと反応を確かめたい馬です。

プロフィール:牡2|父レイデオロ|母ディープブルース|母父ディープインパクト|吉村圭司厩舎|チャンピオンズファーム生産

調教評価:シャープさあり。 1週前は武豊騎手を背にウッドで併せ、追走から食らいつく内容でした。その後はゲートと坂路で整え、力強い脚取りを維持しています。完成度は実戦待ちですが、新馬2頭ではこちらをやや上に見ます。

9R 新涼特別・ヤマニンバロネス

ダート1400メートルの2勝クラス、新涼特別にはヤマニンバロネス。

前走の四日市特別は12着。後方からの競馬となり、勝ち馬から1秒8差でした。春の東京戦でも14着で、近走は左回りで結果が出ていません。

今回は右回りの阪神へ戻ります。過去の陣営コメントにも、左回りでは進みが良くなかったという説明があり、右回り替わりは見直す材料になります。ただし、右回りなら必ず巻き返すとまでは言えません。まずは追走と反応が戻るか、内容の変化を確認したい一戦です。

プロフィール:牝4|父シニスターミニスター|母ヤマニンバステト|母父ディープインパクト|千田輝彦厩舎|錦岡牧場生産

調教評価:上昇気配。 中間から素軽さが増し、最終はウッドで余裕を残したまま鋭く伸びました。間隔は開きましたが仕上がりは進んでいます。右回り替わりに加え、状態の上向きも巻き返し材料です。

10R キタサンブラックカップ・アルマデオロ

芝2200メートルの3勝クラス、2016メモリアル キタサンブラックカップにはアルマデオロが出走予定です。

前走のSTV賞は、3勝クラスで勝ち馬とタイム差なしの2着。後方から外を回って追い上げ、内へササる面を見せながら勝ち馬に迫りました。

2走前の函館芝2600メートルでは、自分から早めに動いて先頭へ立ち、そのまま押し切っています。後方から差すだけではなく、長く脚を使う競馬ができる点は魅力です。

今回は北海道から阪神へ舞台が替わります。北海道での実績をそのまま当てはめるのではなく、違うコースでも同じ持続力を出せるかがポイント。内へササる課題を武豊騎手がどう整えるかにも注目します。

プロフィール:牡4|父レイデオロ|母シュガーハート|母父サクラバクシンオー|清水久詞厩舎|ヤナガワ牧場生産

調教評価:今週の条件戦で最上位。 1週前はウッドでしっかり追われ、追走した相手へ先着。馬体の充実も目立ちました。最終は馬なりで折り合いとハミ受けを確認し、力まず滑らかに走れています。前走の現級2着を裏づける好内容です。

11R 神戸新聞杯・エムズビギン

3日間の最後は、神戸新聞杯のエムズビギンです。春の課題に対して、夏を越した今回どんな答えを見せるのかが焦点になります。

きさらぎ賞は勝ち馬とタイム差なしの2着。その後は京都新聞杯7着、日本ダービー14着でした。ダービーは14着でも、勝ち馬との差は1秒0です。

春は能力を示した一方、距離が延びるにつれて課題も出ました。ダービー後には、現状では2000メートルが合うという趣旨のコメントもあり、今回の2400メートルは改めて距離対応を問われる舞台です。

きさらぎ賞では2番手から我慢し、最後まで渋太く伸びました。能力の土台はあります。夏を越してリラックスして走れるようになったのか、2400メートルで最後まで力を使える形にできるのか。武豊騎手とのコンビで、その成長を確かめたいと思います。

ジューンテイクは、すでに重賞で示した力を再び引き出せるか。エムズビギンは、春に残した宿題へ答えを出せるか。現段階ではジューンテイクを上に取りますが、伸びしろという点で最も楽しみなのはエムズビギンです。

プロフィール:牡3|父キタサンブラック|母デルフィニア2|母父Galileo|友道康夫厩舎|ノーザンファーム生産

調教評価:折り合い面に好材料。 中間はオープン馬を相手に余裕を持って先着し、1週前には武豊騎手を背に長めから負荷をかけました。最終はポリトラックで折り合いを重視し、スムーズに運べています。春の課題だった力みを抑える意図が見え、距離対応へ向けた準備として好印象です。

今週の注目は4頭

出走予定12鞍で最も注目したいのは、オールカマーのジューンテイクです。武豊騎手との金鯱賞では0秒1差まで迫っており、再コンビでどんな運びを見せるのか楽しみです。

神戸新聞杯のエムズビギンは、距離対応と夏の成長が焦点。最終調整では折り合いの良さを見せ、春の課題に対する準備が感じられます。条件戦では、前走で走りが変わったノボリリアと、調教でも馬体の充実とスムーズな走りが目立ったアルマデオロを高く評価しています。

巻き返しという点では、シュネルアンジュの反応と、ヤマニンバロネスの右回り替わりも見逃せません。

出走予定は確定しましたが、ここで買い目までは決めません。枠順と相手関係を確認して最終評価を決めます。調教からはアルマデオロ、ゴールドアクセス、メイショウツヨキが特に好印象。重賞2頭も、それぞれ力強さと折り合い面で前向きな材料がありました。

皆さんは、3日間の出走予定でどの馬に最も注目していますか。オールカマーの再コンビか、神戸新聞杯の新コンビか、それとも条件戦の一頭か。ぜひコメントで教えてください。


※2026年9月17日時点の出走予定に基づく記事です。枠順などの情報は、正式発表をご確認ください。