想定

武豊騎手 函館・全16鞍 徹底プレビュー

2026-07-01函館 2026年7月4日・5日 武豊騎手想定

2026年7月4日・5日の函館で想定される武豊騎手の全16鞍を、プロフィール、前走内容、調教、最終追い切りまで整理したプレビューです。

武豊騎手 函館・全16鞍 徹底プレビュー
プロフィール/前走の不利/調教・最終追い切りまで

武豊騎手が函館開催で全16鞍に騎乗。新馬から未勝利、1〜3勝クラス、そしてリステッド・大沼ステークスまで、一日を通して手綱を取ります。

調教の見方:この時期の各厩舎は1週前追い切り(7/1)に強い負荷をかけ、最終追い切り(7/2)で整える形が主流。したがって7/1の時計が実質的な最終攻めの本追いと読めます。ローテーションが中1週の馬は、間隔が詰まっているぶん強い時計を出す必要がなく、時計の軽さ=仕上がり不足ではありません

01. コワンニシタガウ 函2 未勝利/芝1800m

プロフィール:牡3・父スワーヴリチャード×母父ディストーティドヒューマー。庄野厩舎。中央4戦0-0-0-4。セレクトセール2,600万円。

近走・前走:前走は函館・芝1800mの未勝利で武豊騎手騎乗し7着(0.3秒差)。前々走は阪神2000mでルメール騎乗5着。中距離で崩れないが勝ち切れていない。

武豊騎手との関係:前走から継続騎乗

調教(7/1が最終攻めの本追い):函館W 4F50.0-3F36.6-1F12.4、併せて先着。「素軽さ出る」。中1週のローテで時計は抑えめだが動きは軽快。

総評:勝ち味に遅いタイプで一発の魅力は限定的だが、前走に続き手綱を取る武豊騎手が距離や折り合いを把握済み。中距離での直線の伸びを引き出せるか。

02. フルムーン 函4 未勝利/芝

プロフィール:牡3・父ロードカナロア×母父ハイシャパラル。藤岡健一厩舎。中央4戦0-1-2-1、姉にシゲルピンクルビー。セレクションセール5,500万円。

近走・前走:新馬3着・未勝利3着と善戦後、京都で2着。前走(5/23京都・芝1200m)は6着だが、短評は「追われて案外」。ブリンカー・チークピーシズを試しながら前進を促している段階。

武豊騎手との関係:今回が初コンビ

調教(7/1が最終攻めの本追い):函館W 4F53.7-3F39.9-1F13.4、「追われて案外」。中5週で乗り込み量は十分。装具を付けての集中力がカギ。

総評:能力の下地はあり、あとは走る気の持続。矯正具で前向きさを補いつつ、武豊騎手が集中を切らさず運べれば未勝利突破は見えてくる。

03. チャーチルデュース 函6 未勝利/ダ1700m前後

プロフィール:牡3・父イントゥミスチーフ×母父メダグリアドーロ。松永幹夫厩舎、キーファーズ所有、ノーザンF産。セレクトセール1億6,000万円の良血だが中央3戦0-0-0-3。

近走・前走:前走は函館ダ1700mで武豊騎手が騎乗し5着(1.3秒差)。新馬5着・阪神ダ1400m7着と、まだ結果は出ていないが超高額馬らしい素材。

武豊騎手との関係:前走から継続騎乗(過去3戦騎乗)。手の内を把握済み。

調教(最終追い切り待ち):7/1の時計掲載なく、直近は6/17函館W「この一追いで良化」。中1週のため最終は7/2に軽めで整える公算。時計は求めなくてよい間隔。

総評:血統・馬体は世代屈指。連続騎乗の武豊騎手が前走の感触を踏まえ、ダート替わりの前進に導けるか。人気以上に評価したい素材型。

04. デルマリシリ 函7 1勝クラス・牝/芝1200m

プロフィール:牝3・父ビッグアーサー×母父エイシンフラッシュ。田中克典厩舎。中央5戦1-4-0-0と堅実(3着以下なし)。

近走・前走:前走は下北半島特別(函館・芝1200m)で北村友一騎手騎乗し2着。あざみ賞2着、3歳1勝クラス2着など、常に上位。連対率100%の安定株。

武豊騎手との関係:今回が初コンビ

調教(7/1が最終攻めの本追い):函館W 3F41.5-1F12.6、「攻め軽めも順調」。中1週で強い時計は不要、順調そのもの。

総評:崩れない堅実さが最大の武器。あとは勝ち切れるかだけで、武豊騎手が枠と流れを味方に一押しできれば。今開催の妙味の一頭。

05. バズアップビート 函8 1勝クラス/芝2600m

プロフィール:セン4・父エピファネイア×母父ルーラーシップ。武幸四郎厩舎、キャロットF。中央13戦1-3-1-8。プリンシパルS・白百合SでオープンでL3着の実績。

近走・前走:前走・駒ヶ岳特別(函館・芝2600m)で武豊騎手騎乗し2着(0.1秒差)。距離ベストの舞台。持続力型で長距離向き。

武豊騎手との関係:前走から継続騎乗

調教(7/1が最終攻めの本追い):函館W 4F54.7-3F40.6-1F12.5、「力強い伸び脚」。中1週でも動きの質は高く、状態キープ。

総評:弱点は瞬発力勝負。落ち着いた2600mでこそ持ち味が出る。武豊騎手のペース判断で3角から動ければ、今度こそ勝ち切りたい。

06. セボンサデッセ 函10 竜飛崎特別・2勝/ダ1700m

プロフィール:牡4・父ルヴァンスレーヴ×母父クロフネ。橋口慎介厩舎。中央9戦2-4-1-2、ダ中距離の安定株。

近走・前走(不利):前走・尾瀬特別(福島ダ1700m)で菱田裕二騎手騎乗し2着。関係者メモに「躓いてバランスを崩す」「発馬の不利が痛かったが能力を証明」とあり、ゲートの不利を克服しての好走。

武豊騎手との関係:今回が初コンビ

調教(7/1が最終攻めの本追い):函館W 4F52.5-3F38.0-1F12.8、強めに追って「遅れ心配なし」。中9週の実戦間隔だけに、しっかり負荷。

総評:課題はゲート。五分に出れば自在に立ち回れる完成度で、勝ち負け必至。武豊騎手が発馬から流れを作れるかがすべて。

07. シカゴスティング 函11 TVh杯・3勝/芝1200m

プロフィール:牝5・父ロゴタイプ×母父スクリーンヒーロー。庄野厩舎。中央19戦3-0-3-13。フェニックス賞勝ち、ファンタジーS3着の実績馬。現在は1200m路線。

近走・前走(不利):前走UHB杯(函館・芝1200m)で武豊騎手騎乗し6着。過去コメントに「内にモタれ、他馬にも少し寄られていた」「前が止まらなかった」と、展開・進路の不利が読み取れる。

武豊騎手との関係:前走から継続騎乗

調教(7/1が最終攻めの本追い):函館W 4F55.4-3F40.2-1F12.5、「元気はいいが」。中1週で時計は軽め、テンションとの兼ね合い。

総評:展開待ちの差し馬。前が止まる流れと、モタれずスムーズに追える進路がそろえば一発。武豊騎手の仕掛けどころ勝負。

08. シーズザスローン 函12 1勝クラス/ダ1700m

プロフィール:牡3・父キズナ×母父フランケル。松永幹夫厩舎、ノースヒルズ産。中央10戦1-3-2-4。毎日杯・ヒヤシンスS・JBC2歳優駿と重賞級を経験。

近走・前走(不利):前走は函館ダ1700mで武豊騎手騎乗し2着。2025年9月には阪神ダ1800mの未勝利を武豊騎手で-1.2秒差の圧勝。関係者コメントに「課題だったゲートも大丈夫でした」とあり、懸案のゲートを克服。ダ替わりで前進。

武豊騎手との関係:主戦・継続騎乗(過去5戦。未勝利勝ち、ポインセチアS3着、ヒヤシンスSなど)。

調教(7/1が最終攻めの本追い):函館W 4F53.1-3F38.5-1F12.3、直強めで「ますます快調」。中1週ながら動きは上向き。

総評:重賞で揉まれた実績はこのクラスで上位。ゲートさえ決まれば勝ち負け。勝ち鞍もある主戦・武豊騎手との継続コンビで、ダ替わりの前進に期待。

09. ジュディーイメル 函4 未勝利・牝/芝1200m

プロフィール:牝3・父アドマイヤマーズ×母父ロードカナロア。武英智厩舎。中央13戦0-4-1-8と勝ち切れず。

近走・前走(不利):前走・阪神ダ1200mで武豊騎手騎乗し4着。コメントに「少し出遅れて中団のイン」「外へ進路を取って追っての伸びもしっかり」。出脚と進路取りが課題。今回は芝替わり。

武豊騎手との関係:継続騎乗(過去2戦)。「1400で脚をためたい」など陣営の意向も共有済み。

調教(7/1が最終攻めの本追い):函館W 4F56.3-3F41.2-1F12.6、ヒルノハンブルクを追走して「変わりなく順調」。中2週で順当。

総評:惜敗続きで詰めの甘さが課題。芝替わりと武豊騎手の積極策がハマれば、悲願の初勝利が見えてくる。

10. ダノンキューブ 函5 2歳新馬/芝1800m ★注目

プロフィール:牝2・父キタサンブラック×母父キャメロット。橋口慎介厩舎、ダノックス所有、ノーザンF産。セレクトセール1億1,500万円の良血。当然デビュー戦。

近走・前走:新馬のため実績なし。函館滞在でみっちり乗り込み。

武豊騎手との関係:新馬のため初コンビ

調教(7/1が最終攻めの本追い):函館芝 4F49.5-3F36.9-1F11.9、併せて「仕上がり良好」。芝コースで終い11.9秒はデビュー戦として上々。

総評:スケール感が魅力の良血。気性・折り合いは走ってみないと分からないが、動きは新馬級では文句なし。武豊騎手がリズム重視で経験を積ませたい今週最大の楽しみ。

11. ギオンバヤシ 函6 未勝利/芝2000m

プロフィール:牡3・父ミッキーアイル×母父エイシンフラッシュ。鈴木孝志厩舎。中央7戦0-1-2-4。

近走・前走(不利):前走・函館芝2000mで武豊騎手騎乗し2着(0.1秒差)。コメントに「内にモタれる面があったけど、綺麗なところを通れた」。京都2400m3着など、距離延長で味が出てきた。

武豊騎手との関係:前走から継続騎乗(過去2戦)。

調教(7/1が最終攻めの本追い):函館W 4F56.3-3F41.7-1F12.9、強めで「変わりなく順調」。中1週で時計は控えめ、順調。

総評:前走2着で臨戦は最高。モタれ癖はあるが武豊騎手が綺麗な進路を通せており、連続騎乗の利で今度こそ突破濃厚。

12. キャンドルマス 函7 1勝クラス/ダ短距離

プロフィール:牡5・父パイロ×母父アドマイヤムーン。小崎憲厩舎、ゴドルフィン所有。中央19戦1-1-3-14。ダート短距離のベテラン。

近走・前走(不利):前走・函館ダ1000mで3着。コメントに「内々を距離ロスなく立ち回って直線で進路を確保」「外を回るより内で詰まるぐらいの方が持ち味を生かせる」と、包まれてこそのタイプ。

武豊騎手との関係:今回が初コンビ

調教(7/1が最終攻めの本追い):函館ダ 3F42.2-1F12.5、「動き軽快」。前走連闘明けで中1週、時計は軽めで十分。

総評:展開と流れ次第の追い込み型。武豊騎手が「あえて包まれる」立ち回りで持ち味を引き出せるか、乗り方に注目。

13. ナクライト 函8 1勝クラス/ダ1700m

プロフィール:牡4・父アドマイヤマーズ×母父ファーストデュード。手塚厩舎。中央7戦1-2-1-3。

近走・前走(不利):前走・函館ダ1700mで横山武史騎手騎乗し初勝利。過去戦のコメントに「ゲート再審査明けだが試験は問題なくクリア」「好位も直線は終始前が壁でほぼ追えず勿体ない競馬」と、ゲートと進路が課題だった一頭。芝の新馬2着からダートで本格化。

武豊騎手との関係:再コンビ。2024年10月の2歳未勝利(東京芝1600m・4着)で一度騎乗歴あり、約1年8か月ぶりのコンビ。

調教(7/1が最終攻めの本追い):函館W 4F54.3-3F40.1-1F12.7、「好気配保つ」。中1週で軽め、勝ち馬の勢い維持。

総評:初勝利で勢いに乗る先行型。得意のダ1700m続戦で舞台は好条件。約1年8か月ぶりに手綱を取る武豊騎手が前々でリズム良く運べれば連勝も。

14. ベビーズブレス 函9 立待岬特別・2勝・牝/芝1200m ★函館巧者

プロフィール:牝4・父アドマイヤマーズ×母父ガリレオ。千田輝彦厩舎。中央11戦2-3-0-6。昨夏の函館で連勝の実績。

近走・前走(不利):前走・函館日刊スポーツ杯(芝1200m)で5着。過去コメントに「直線は内にモタれて追いづらそうだった」。本州遠征(大濠16着・讃岐14着)は輸送で大敗、滞在の函館では一変する。

武豊騎手との関係:コンビ継続・手の内(過去6戦)。

調教(7/1が最終攻めの本追い):函館W 3F40.8-1F12.9、「前走以上の気配」。滞在で状態は上向き、中2週で順調。

総評:洋芝・滞在・1200mの三拍子がそろう得意条件。モタれ対策さえできれば、手の内に入れた武豊騎手で巻き返し十分。

15. アルマデオロ 函10 横津岳特別・2勝/芝2600m ★

プロフィール:牡4・父レイデオロ×母父サクラバクシンオー。清水久詞厩舎。中央12戦2-3-2-5。兄にキタサンブラックの血統。神戸新聞杯(GII)出走歴。

近走・前走(不利):前走・東京2勝クラス(芝2400m)で武豊騎手騎乗し3着。昨夏の積丹特別(芝2600m)を武豊騎手で勝利、その際「出遅れて初手は中団」から差し切り。今回と同舞台で勝ち鞍。

武豊騎手との関係:コンビ継続・手の内(過去12戦)。予想コメントに「逃げるかも」との一節も。

調教(7/1が最終攻めの本追い):函館W 4F53.9-3F39.5-1F12.5、横山琉人騎乗で「力強い伸び脚」。1週前3頭併せで速い時計→当週は軽め、と陣営コメント通りの攻め。中8週明けを見込んだ入念な負荷。

総評:得意の芝2600mに戻り、勝ち鞍のある舞台。スタミナ型で早めスパートが持ち味。手の内の武豊騎手が積極策に出れば、今週の中心格。

16. ヒルノハンブルク 函11 大沼ステークス(L)/ダ1700m ★オープン初戦

プロフィール:牡4・父ナダル×母父ステイゴールド。武英智厩舎。中央11戦4-0-1-6。レパードS3着、前走・上賀茂Sで3勝クラス突破。

近走・前走(不利):前走・上賀茂S(京都ダ1900m)を松山弘平騎手で勝利。陣営コメントに「昇級戦の前走は前が残る展開ながら後ろからよく追い上げた」「ゲートを普通に出れば好位で競馬できる」。京都2勝クラス勝ち時に武豊騎手が「差し返すところも見せた」と高評価。

武豊騎手との関係:再コンビ(過去3戦、2勝クラス勝ちの実績)。

調教(7/1が最終攻めの本追い):函館W 4F55.3-3F40.1-1F12.6、ジュディーイメルを従えて先着。中6週明けを見据え、しっかり乗り込み。

総評:オープン初戦だが地力は上位。得意のダ1700mに戻り条件好転。気性面の折り合いさえつけば、かつて勝利をともにした武豊騎手で通用を証明できる。日曜のトリにふさわしい一戦。

総括 — 16鞍のポイント

継続・再コンビで手の内に入れているのがバズアップビート、シカゴスティング、ジュディーイメル、ギオンバヤシ、ベビーズブレス、アルマデオロ、ヒルノハンブルク、チャーチルデュース、コワンニシタガウ、ナクライト、そして主戦のシーズザスローン。とくにアルマデオロ(得意の芝2600m)ヒルノハンブルク(オープン初戦)、そして新馬ダノンキューブが三本柱。

初コンビ勢では、連対率100%のデルマリシリ、発馬の不利を克服したセボンサデッセが買い時。

調教は7/1が実質の最終攻め。中1週の馬(コワン・チャーチル・デルマ・バズ・シカゴ・シーズ・ギオン・キャンドル・ナク)は時計が軽くても平常運転で、仕上がり不足とは限らない点に注意。最終追い切り(7/2)の最終チェックで各馬を締める。