調教分析

調教欄が読めると競馬が変わる|調教分析・入門編

2026-07-29調教分析シリーズ 第0回

競馬新聞の調教欄は、脚いろ・太字と「*」・通過位置の3点から読み始めれば使えます。時計ファーストの基本を整理します。

Training Analysis / 第0回

競馬新聞の調教欄は、数字がびっしり並んでいて難しく見えます。でも、最初から全部を理解する必要はありません。まず見るのは、次の3点です。

  1. 01「馬なり」か「一杯」か時計を出した時の余力を見る
  2. 02太字と「*」の意味時計が出やすい条件と順調度を確認
  3. 03コースのどこを走ったか通過位置から時計の価値を補正

この3つを覚えるだけで、同じ時計でも「価値のある時計」と「割り引きたい時計」を見分けやすくなります。

01

「馬なり」と「一杯」では、同じ時計でも意味が違う

調教タイムの横にある「なり」「末強」「稍一」「一杯」などは、追い切りでどれだけ促したかを示す脚いろです。

脚いろおおまかな意味見方
馬なり余力強く追わず、馬自身のリズムで走る速ければ高評価
末強目・稍一杯終いを促す、またはある程度負荷をかける時計と反応をセットで見る
一杯に追うしっかり追って時計を出す馬なりと同じ時計なら割引
一杯追バテ強く追って最後に余力を欠く状態や体力を再確認
馬A6F 80秒・馬なり

余力を残して時計を出した可能性が高い。

馬B6F 80秒・一杯

同じ時計でも、強く追った分を考慮する。

時計を先に確認し、その時計をどの脚いろで出したかまで見る。これが「時計ファースト」の基本です。

02

太字の好時計は、そのまま受け取らない

調教欄で騎乗者・日付・コース名などが太字になっている場合は、馬場開場直後やハロー掛け直後など、時計が出やすい状態だったことを示します。

太字

時計の出やすい馬場

好時計でも、馬場状態の恩恵を考えて少し割り引きます。

速い時計が10日以上ない

乗り込みや順調度に問題がないか、人気馬ほど丁寧に確認します。

太字は時計の補正材料。「*」は順調度を見直す合図。時計だけを比べる前に、この2つを確認します。

03

通過位置が外になるほど、同じ時計の価値は上がる

ウッドコースの時計の後ろにある〔1〕〜〔9〕は、内ラチからどの位置を通ったかを示します。1が最内、9が大外です。

〔1〕最内走行距離が短い
〔5〕中ほど時計比較の基準
〔9〕大外走行距離が長い

外を回るほど実際の走行距離は長くなります。〔8〕や〔9〕で好時計を出した馬は加点し、〔1〕の好時計は通過位置の恩恵も考慮します。

CHECK

来週からは、この順番で調教欄を見る

  1. 1
    時計を見る

    まずは全体時計と終いの速さを確認します。

  2. 2
    脚いろを見る

    馬なりの好時計は加点。一杯なら負荷を考慮します。

  3. 3
    太字と「*」を確認

    馬場の恩恵と調整過程をチェックします。

  4. 4
    通過位置を見る

    外を回した時計は、表示以上の価値があるかもしれません。

  5. 5
    厩舎評価と状態を重ねる

    最後にコメントや状態矢印を確認して判断を補強します。

慣れれば、1頭あたり短時間で確認できます。今後の調教分析では、この見方を土台にして毎週の注目馬を深掘りします。

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